MENU

スマホと子育て(幼児期のメリット・デメリット)

3

子供(幼児)のスマホ利用に、すごく興味があります。

大人の自分がスマホをよく触ってしまう中で、「スマホ脳」という本を読んだことがきっかけです。

人間(脳)の進化の速度は非常にゆっくりで、デジタルの進化に追いついていないそうです。

実際に多くの人が、スマホにコントロールされている現状だと思います。

スマホの使い方

大人のスマホ
⇒SNSや動画、ゲーム、音楽など多岐にわたる

幼児のスマホ(タブレット)
⇒動画が中心

目次

スマホの弊害(大人)

主に「スマホ脳」や「オンライン脳」などを読んで、私が解釈した内容です。

ドーパミンによる依存性

ドーパミンは脳内の伝達物質で、満足感を与えるための行動を促す。

例えば、

・検索や動画で情報などを得るとき
・SNSの通知や”いいね”の承認を受けたとき
・スクリーンに届く通知が目に入ったとき

常にスマホを触り、スワイプしてしまうのは、脳内でドーパミン量が増えることが原因。

強い言葉で、「スマホは最新のドラッグ」とも表現されていた。

スイッチングによる集中力の低下

作業をしながらスマホ(SNSやメール返信など)を使うと、作業の切り替え(スイッチング)に、脳はかなりのエネルギーを使う。

これが、集中力の低下を生む。

近くにスマホがあるだけでも、無意識のうちに気になり、集中力は下がっているらしい。

スクリーンによる睡眠障害

夜間のスマホ利用は、スクリーンのブルーライトなどで、睡眠が妨げられる。

実際に寝る前に利用すると、眠りが遅く(浅く)なる実感がある。

睡眠障害までいかなくても、睡眠の質が低下していることは間違いなさそう。

脳の発達の遅れ

仙台市の5~18歳の児童200名以上を3年間調査した結果。

スマホの長時間使用など、双方向性でスクリーン・タイムが長くなると、「大灰白質」と「大脳白質」で、広範にわたる発達に遅れが生じる。

双方向性とは、テレビを見ながらスマホを操作するなどの行為。

つまり

脳が発達している大人であっても、スマホの依存性により、集中力の低下や睡眠障害などを引き起こしている可能性がある。

スマホの弊害(幼児)

幼児期の利用は、主に動画視聴。

静かな公共の場や親が忙しいとき、動画を黙って見てくれるのは助かるんだよな…

世界保健機関(WHO)のガイドライン

スマホやテレビなどの画面
・1歳以下:見せない事を推奨
・2〜4歳:1時間まで(なるべく少なく)を推奨

基本的に、幼児期には使用しないほうが良いというのが、世界共通と言えそう。

参照:WHOのガイドライン(英文)

長期時間利用による弊害

言語発達の遅れ

 テレビやスマホなどは、コミュニケーションを伴わない単一方向の経験。

 話す、触る、動くなどの双方向性の実体験よりも、発達が遅れる可能性がある。

愛着形成への悪影響

 スマホで子守をすると、親との接触が減り、愛着形成がうまくいかない可能性がある。

 幼児期の成長には、信頼できる保育者との愛着形成が重要。

視力低下

デジタル画面を見続けることで、視力が低下する。

参考:電子メディアの子どもへの影響とその対応_小児保健研_18(18〜22)

気になること

先に書いた大人への弊害は、脳が未発達の幼児に対して、「より強く影響するのではないか」ということです。

動画視聴だけでも、スワイプしながら次々に興味がある動画に飛んでいけます。

おそらくドーパミン量は増えており、子供はずっと使いたくなるはず。

子供の目が届くところにスマホがあるだけで、気になる(使いたくなる)可能性もあると思います。

時間制限して利用すれば…と思ったけど、

脳への影響は確実にありそうだし、スマホ(動画)に頼らないほうが、今の私には良さそうです。

タブレット学習

「幼児期のタブレット学習が学力を向上させる」という根拠らしきものは、見つかりませんでした。

メリット:学習しやすい、楽しくできる、教材がかさばらないなど

デメリット:記憶が定着しにくい、視力が低下する、遊んでしまうなど

個人的には

幼児期のデジタル機器による一方向の学習より、親が声をかけたり、手で書く作業、紙のページをめくる感覚などがあったほうが、学習効果が上がる気がしています。

気になったのでは、私自身のこと。

タブレット学習で動画やゲームを利用すると、通常のスマホ利用の「しきい値」が低くなりそうな気がしました。

学年があがるとタブレット学習は避けられないから、それ自体を先取りするメリットはあまりないというのが、今の気持ちです。

スマホを持たせる時期

子供の脳の成長は、

・幼児期(小学校前)
・学童期(小学校高学年まで)
・思春期(小学校高学年以降)

10歳ごろにはネットワークが成熟していくと言われています。

①小学校高学年

親のスマホで、使い方や安全性などを教えていく。

②中学生

本人が欲しがれば、持たせてもいいかなと。

そのときは、子供と一緒にルール(破ったときのペナルティまで)を決めて、持たせるつもり。

「子どものスマホ問題はルール決めで解決します」の本は、参考になりました。

持たせるときは、最初のルール決めが肝心で、本人が納得することが大切らしいです。

この本では、スマホ以外でも普段から親自身のルールを守る姿勢(習慣)が重要だと、私には少し頭が痛いことが書かれています。

今後の方向性

2024年1月の私としては、子供にスマホ(による動画視聴)を使わせない方向にしました。

タブレット学習も含めて。

その理由は、脳の発達への影響や、大人よりも依存性や集中力の低下を招く可能性があると判断したからです。

・脳が発達するとされる10歳くらいからの利用
・一緒に決めたルールで中学生くらいで持たせる

こんな感じで考えています。

幼児期にスマホが必要なときは、なんとか別の方法でその場を乗り切りたいと思います!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次