先日、「保育園に行きたくない」という記事を書きました。
①「行きたくないんだね」と受け入れる
②保育園での楽しいことを想像させる
③「保育園に行くんだよ」と怒ってしまう
④最後は抱きかかえる
私は①~④の行動で、最終的には無理やり連れて行きました。
その話を改めてしたときに、妻は「受け入れる必要あるのかなと」と言っていました。
「保育園には必ず行くわけだから、気持ちを受け入れる必要ないんじゃないかと思ってる」と。
多くの育児本で「気持ちを受け入れる」ことのメリットが書かれており、私もそれに賛同していました。
しかし確かに、妻の意見も一理ある気がしたので、少し考えてみました。
「受け止める」と「受け入れる」の言葉の違い
そもそも、私は言葉を混同して使っていました。
「受け止める」
保育園に行きたくない気持ちを聞いて共感し、気持ちを立て直すこと。私は「受け入れた」わけではないですね。
「受け止める」が適する言葉だったと思いました。
私と妻の性格の違い
私は、子供を心配し(過ぎ?)口出ししてしまうほうです。
一方で妻は、子育てにあまり口出ししないタイプで、自由にさせてあげるほうです。
つまり、子供に対する言葉は、与える影響が違います。
頻繁に口出して子供をコントロールしてしまう傾向の私が「受け止める」発言をするのは、子供の感情にメリットがあるように思いました。
育児本に書かれているようなことです。
一方で、あまり口出しせず子供を自由にさせている妻が、ある場面で「受け止めない」行動をしても、別の場面では「自由=受け止められている」ので、デメリットはあまりないんじゃないかと。
むしろ親の対応が分かりやすいので、子供も「ダメなこと」として受け入れやすいのでは、とすら思いました。
子育てのことを模索していくと、私の良くない点が目につくので、ちょこちょこ悲しくなります…
成長していると捉えるようにします!
あるネットの記事で気になっていたこと
ある人の義母が、今の子育てとは違う厳しい育て方をしていた話がありました。
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自分が正しいと思うことを厳しくしつけて、
・テレビを見せない
・子供にプライバシーはない
・子供が悪いと感情的に怒る、叩く
・習い事を無理やりさせる(またはさせない)
など。
しかし、その子ら(兄弟)は、有名大学に進学、就職し、結婚して普通に良い生活をしている。
そして、義母(親)とも良好な関係である。
その方法が「今の良しとされる子育て」とは正反対で、疑問に感じた…
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もちろんこれは一例で、たまたまかもしれませんし、親や子の性格にもよると思います。
しかし、ひと昔前なら、こういう家庭も少なくないと思うんですよね。
その全てが良くなかったとは思えないし。
私は今子育てを模索していて、「今の子育て」で「良い」とされることを勉強していますが、迷わされるというか、「子育ての本質?」のようなものを考えさせられることがあります。
私なりの解釈
先ほどの義母の話で、遺伝や性格ではない理由を探すなら、「親がブレない」、「子供に別の自由があった」のではないかと思っています。
根拠はないです!
例えば、義母が「良い」と思ったことを子供にさせたが、そこは一貫してブレず、子供もそれ自体を「良い」と認識できていていた。
それ以外の場面では、子供に「自由」があった(子供の全てをコントロールしていたわけではなかった)。
そうであれば、厳しくても、親の愛情を感じたり、自分をしっかり持ち続けることができそうだと思いました。
もちろん、他の可能性もたくさんあると思っています。
私と妻との意見の違い
実は、先ほどの私と妻の「受け止める」の違いも、義母の話と似てるように感じていました。
妻のように普段口出ししない人が、必要な場面で「受け止めない=例:保育園に無理矢理行かせる」でも、子供は大丈夫というか、
もしこの義母のように、一貫性を持って厳しくしたとしても、そこに愛情や自由を感じそうな気がしました。
その上で、世の中には「自分が自由に選択できること」と「できないこと」があると分かるんじゃないかと。
逆に今の私のように、子供に口出ししてしまう親では、「全部自由にできない」と感じてしまう気がしました。
そんな私なら、子供を「受け止める」言葉にも意味があり、子供も「自分の気持ちに共感してくれてはいる」と思うのではないか。
極端な話、子供の「気持ち」を受け止めても、「行動」が全て親の言う通りになってしまうなら、あまり意味ないですよね。
それなら、ブレない「自由と強制」があったほうが、子供は理解しやすい気がしました。
まとめ
よく分かりにくい文章でしたが、最後まで読んでくださった方は、ありがとうございました。
私の中では、整理され、まとまりつつあります。
①子供に自由があれば、強制もありえる
②自由が少ないなら、共感を加えたほうがいい
今の私は、②に近いですが、
「子供に決めさせること」が「子供の自立を促す」と考えているので、今後は①の方向に進んでいきたいです。